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山道歩き

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六甲山系 摩耶山から有馬への縦走

やっぱり兵庫で山をやっていると来たら一度は挑戦したいのが全山縦走だ.ただ,体力やスピード的に不安だし,まだ歩いたことがないコースも多い.今回はその偵察ということで,一番標高差の大きい摩耶山への登り,そして稜線上の縦走を計画した.
午後からにわか雨の予報もあり午後の予定は未定として,雲行きに気をつけながらの山行となった.六甲は山頂付近のほうが交通の便が良く,いくらでもエスケープが効くので,こんな計画が出来る.


ルートはヤマレコ

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神戸電鉄の鈴蘭台駅からスタート.途中までバスもあるようだが,大した距離もないので住宅街を突っ切って登山口まで歩く.


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鉄道と縦走路の交点は神戸電鉄の鵯越駅のみ,菊水山の西に出るのだが,菊水から鍋蓋山の縦走は2度やっているのでここはパス,その東の再度公園からはじめる.鈴蘭台から再度公園へは1時間弱だ.


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再度公園の東にあるのは大龍寺.立派な弘法大師像が出迎える.神社もすぐとなりにある.


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市ケ原という鞍部を経て少し登り返すと現れるのが桜茶屋.縦走路では鵯越駅以来の自販機になるのかな,要マークだ.


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桜茶屋の裏手でのんびりしていた猫たち.仲の良さそうな二匹,仰向けにゴロゴロしていた.


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桜茶屋のから川沿いを少しのぼってから稜線に取り付く.前半は特に急登,息を切らせながら登っていく.


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南側から「学校林道」が合流すると勾配も穏やかになり気持ちいい道となる.


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最後,だらだらと登っていくとNHKの電波塔が現れ,そして摩耶ロープウェーの山頂駅に至る.その前は掬星台という展望台だ.


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掬星台は前にも観光できたことがあるが,登山では初めて.夏なのでちょっと霞みがちだが,いい眺めだ.


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稜線上は車道と山道のミックス.アスファルトの照り返しがきつかったと思えば,アップダウンの山道,キツイといえばキツイが気分転換にもなる.


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記念碑台という展望台.六甲ケーブル駅近くにある.このあたりは道沿いに喫茶店や郵便局もあり自販機も幾つもあるので補給が出来る.
さっきまでは怪しげな雨雲が湧いていたが,また収まってきたのでもう少し東に進むことにする.


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六甲山上には小学校まである.
以前,実家で両親に「六甲には郵便局や交番,小学校まであるんだ」と説明したら「じゃあ,マチュピチュみたいなものか?」と言われたが,だいたい合ってる.


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ここからガーデンテラスへはゴルフ場を突っ切る.甚だ興ざめだ.登山道は檻で覆われ,動物園の獣になった気分だ.


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ガーデンテラスが見えてきた.ここが六甲山上で一番賑わう観光地だ.すっかり下界の雰囲気になるのがまた六甲らしいところだ.
ここから更に東に行って六甲最高峰を踏むかどうか迷ったが,また怪しげな雨雲が出てきたのと,妻からメールが来たのもあって,有馬へ下ることとした.



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有馬へはロープウェイもあるが,まだ歩きたい気分だったので紅葉谷という谷道を下ることにした.
幾つもの堰堤を脇に見ながらの道だ.何回か飛び石の渡渉や丸太橋もあるが危険な場所ではない.


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六甲は北斜面のほうが自然が山深い.広葉樹林の葉がキラキラと日に煌く.


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そして有馬温泉へと降ってきた.関西では名高い温泉地なのにまだ来たことがなかった.関東で例えるなら伊香保か?(でも大阪からの距離はもっと近い)
細い路地の合間に古い商店なんかも沢山残っていてなかなか風情がある場所だ.途中の足湯に浸かって足の疲れをほぐし,帰路についた.


で,縦走の偵察だが,コースをよく確認できた.迷うような場所は少ない.また,ペースほぼ山と高原地図のコースタイムどおりだった.ただ,全山縦走となるとやはり容易ではないなぁ.
by trail_walker | 2012-07-22 19:14 | 山行
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