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山道歩き

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氷ノ山ー鉢伏山縦走(番外編)

前回書いたように,予定より早く下山し,12時半ごろには八鹿駅に戻ってきた.1駅分の切符を買い,キオスクで買ったおにぎりを食べながら,下り電車の豊岡行き(日本海方面)の電車を待つ.このパラパラ式の掲示板,懐かしいなぁ.
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隣の江原駅で再び30分ほどバスを待つ.10分ほどバスにゆられて降りたのがこのバス停.そう,目的地は植村直己冒険館だ.植村直己氏は氷ノ山のある養父市の隣,豊岡市の出身だ.転勤話が出る前から,兵庫に来ることがあれば一度来てみたいと思っていた場所の一つだ(それともう一つは加藤文太郎の出身地である浜坂).ちなみに東京の板橋にも冒険館の支店みたいのがあるが,関東に住んでいた頃はそちらはいつでも行けると思っていたら,未だに行けていない.今度,実家に帰ったら行ってみよう.
バスを降りるとき「植村さん行くんけ?そしたらその信号渡って少し行ったところだ」と教えてくれた.きっと地元の誇りなんだろうなぁ.
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3分ほど歩いて辿り着いたのがこの建物.
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クレバスをイメージしたエントランスのアプローチ.受付にザックを預け,撮影の了解をもらい館内へ.
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まずは映像コーナーへ案内される.ミニシアターのような部屋で,植村直己氏の生涯を紹介した映像を見せてもらった(尤も,植村氏の著書は大体読んでいるので知っている内容ばかりだったが).

映像後,常設展示室に案内される.まず迎えてくれたのはラインホルト・メスナーのピッケル!お互いの展示館同士で交換したものらしい.
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これがあの植村氏が履いたgoroの登山靴か!触ることはできないが,おそらくインナーブーツはウールで,前は袋ベロではなく合わせベロになっている.
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うおーっ,フレームザックだ!エベレストで使用したものらしい.奥の緑色の方はキャラバンで使ったもののようだ.手前は荷揚げで使ったものか?Jansportのフレームザックなどよりフレームは若干小ぶりだ.
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マッキンリーで使ったシュラフはREIのものだ.現地で購入したのだろうか?
下に写っているのは灯油ストーブ.SVEA製のものとPrimus製のものがあった.
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とまあ,他にも10人以上お客さんがいたが,そんな中,こんな感じで興奮気味に山道具を見て回った.また,エベレストアタックで背負ったザックの重量を再現したザックがおいてあり,誰でも背負える様になっている.もちろん背負ってみた.30kg以上ありそうな感じだった.これを背負っての空気の希薄な高所でのアタックは相当厳しいものであろう.
山だけでなく北極を中心とした冒険で使ったソリなど多数が展示されている.

厳冬期のマッキンリーでの写真.かなり大きなスノーシューを使っていたようだ.おそらくこの写真の数日後,氏は還らぬ人となってしまった.
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企画展示室には昨年度の植村直己冒険賞受賞者の中西大輔氏に関する展示が行われていた.自転車で世界を旅している.ちなみに歴代の植村直己冒険賞の受賞者は,山屋だけでなく,自転車やリヤカーで世界を旅する人も多かった.
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中庭.左の常設展示室,右が企画展示室.この写真をとった後ろ側はクライミングウォール.
建物全体は,細長い三角形をした回廊になっていて,入場から1周半して出口に至る.若干,動線が交錯しているが,そうしてでもクレバスの回廊を2回通すことで強調したかったのだろう.ちなみに建築学会賞,公共建築百選,土木学会デザイン賞などを受賞している.
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建物は半地下のようになっており,屋上は斜面と一体的になっている.出口から折返し階段を登るとこの屋上に出る.メモリアルウォール,という植村直己氏の生涯を走馬灯のごとく表現したものがある.ここは入場しなくても見られる.
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登山手帳の裏表紙にスタンプを押して来た.いい記念になった.それとおみやげの缶バッジ.
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館内に,ここを訪れた「冒険家」のみんなの写真が沢山貼ってあった.自転車で日本縦断途中の人や徒歩で日本縦断の人から,老後の楽しみに山々を歩いている人まで...植村氏の残してくれたものは計り知れない.
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by trail_walker | 2010-07-27 21:44 | 山行
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